資料依頼画面の使い方
資料依頼画面は、顧問先に提出してもらう資料(試算表・請求書・通帳コピーなど)を、依頼して回収するまでを管理する画面です。事務所内で内容を準備・チェックしてから顧問先に送信し、顧問先がファイルをアップロードして提出する、という流れをひとつの画面で追えます。
1. 基本の考え方
資料依頼と資料アイテム
資料依頼は「3月分 月次資料」のような依頼のまとまり、資料アイテムはその中の個別の提出物(「試算表」「請求書一式」など)です。1つの資料依頼に複数のアイテムをぶら下げて、顧問先にまとめて依頼します。
依頼が進むステップ
資料依頼は、事務所内で準備してから顧問先に送る流れになっています。途中の「レビュー」は事務所内のチェック工程で、必要なときだけ挟めます(省略も可能)。
- 準備中 — 事務所内で依頼内容(アイテム・期限・担当)を用意している下書き状態。顧問先には見えません。
- レビュー待ち → レビュー完了 — 事務所内の別メンバーに内容確認を依頼する任意の工程。
- 送信済み — 顧問先に公開され、ファイル提出が可能になった状態(回収待ち)。
- 回収完了 — 依頼したアイテムがすべて提出され終わった状態。
「送信済み」は「顧問先に公開して提出を待っている状態」で、まだ資料は集まっていません。すべてのアイテムが提出されると「回収完了」になります。画面上では送信済みを「資料依頼完了」、回収完了を「資料依頼回収完了」と表示する箇所があるので混同にご注意ください。
2. 画面の見方(3階層のドリルダウン)
資料依頼画面は、大きい単位から順に掘り下げる3階層構造です。左のレールと画面が連動して切り替わります。
- ① 顧問先一覧 — 最初の画面。担当する顧問先が並び、上部に「資料依頼に関する要対応事項」(自分の対応を待っている依頼)が表示されます。要対応がある顧問先には赤い
!バッジが付きます。 - ② 年度ビュー — 顧問先を選ぶと、年度フォルダと「定例タスク/単発タスク/その他」の依頼グループが表示されます。
- ③ 月次ビュー — タスクを選ぶと、月ごとの依頼カードとアイテムの一覧(名称・提出期限・社内担当・顧客担当・顧客状況など)が表示され、ここで実際の作成・編集・送信を行います。
上部のパンくず(顧問先 > 会社名 > 年度 > タスク名 > 月)からは、各階層のドロップダウンで隣の年度・月へ直接ジャンプできます。月次ビューには検索バー「依頼名・アイテム名で検索...」と、期限超過・自分担当・未提出あり のクイックフィルタもあります。
3. 資料依頼を作成する
作成の入口はいくつかあります。
- タスクに紐づく依頼 — 年度ビューの「定例タスクを起票」「単発タスクを起票」ボタン、または月次ビューの未作成月カード
依頼する資料を作成から。 - タスクに紐づかない依頼 — 年度ビューの「その他の資料依頼を行う」ボタンから直接作成。
- タスク画面から — サブタスクの「資料依頼」バッジをクリックすると、この画面の該当依頼(または作成画面)に移動します。
作成時は 過去の依頼をコピー(前月の依頼内容を複製)か 白紙から作成 を選べます。作成した直後は**準備中(下書き)**の状態です。
アイテムの編集と「保存」
準備中〜レビュー完了の間は、アイテムの名称・提出期限・担当をその場で編集でき、アイテムを追加 行から項目を足せます。
重要: 準備中のアイテム編集(名称変更・並び替え・追加・削除)は、いったん下書きとして手元にたまり、カード下部が「保存済み」になるか 保存 ボタンを押して初めて確定します。「未保存の変更があります」の表示が残ったまま画面を離れると、変更が失われることがあります。
4. レビューと送信
月次ビューの依頼カード下部には、いまのステップに応じたボタンが表示されます。
| いまの状態 | 押せるボタン |
|---|---|
| 準備中 | 「資料レビュー依頼する」(レビューを挟まず直接送信することも可能) |
| レビュー待ち | 「レビューを完了する」/「差し戻す」 |
| レビュー完了 | 「資料依頼を送信する」/「差し戻す」 |
| 送信済み | 「リマインドを送信」(督促) |
レビューを依頼するときは、確認する事務所メンバーを1人選びます。レビューは任意の工程なので、準備中から「レビューを依頼せず送信」で直接顧問先に送ることもできます。
送信は取り消せません。 送信すると顧問先に公開され、資料の提出が可能になります。送信前に確認ダイアログで内容(アイテム一覧)が表示されるので、よく確認してから送信してください。レビュー段階までは「差し戻す」で準備中に戻せますが、送信後は戻せません。
5. 回収・督促・繰越
提出状況の確認
送信後、顧問先がアイテムごとにファイルをアップロードして提出します。各アイテムの「顧客状況」列に未提出/提出済み/再提出/対象外が表示され、すべて提出されると依頼が「回収完了」になります。
督促(リマインド)
送信済みで未提出が残っている依頼は リマインドを送信 で顧問先に督促できます(連続送信を防ぐため1時間に1回まで)。
翌年度への繰越
前年度に定例の資料依頼があり今年度分が未作成の場合、年度ビュー上部に「前年度の定例資料依頼を今年度に繰り越せます」というバナーが出ます。繰り越す依頼を選んで実行すると、今年度分の依頼が一括で用意されます。
6. 顧問先(クライアント)側の見え方
顧問先には、送信済み・回収完了の依頼だけが表示されます。準備中・レビュー中の依頼は顧問先からは一切見えません(存在も分かりません)。
- 顧問先は各アイテムのアップロード欄に「ドラッグ&ドロップ またはクリックで選択」でファイルを添付し、提出します。
- アップロードできるのは依頼が送信済みのときだけです。ファイルには種類・サイズの制限があり、実行形式ファイルや上限(200MB)を超えるファイルは受け付けません。
- まだ送信していない月について顧問先には「この月の資料依頼はまだ届いていません」とだけ表示され、事務所が準備中であることは伝わりません。
7. ロール別にできること
| 操作 | オーナー / マネジャー | スタッフ |
|---|---|---|
| 依頼の作成・編集・レビュー・送信 | 可能 | 可能 |
| リマインド送信・繰越 | 可能 | 可能 |
| 依頼・アイテムの削除 | 可能 | 不可 |
スタッフは担当としてアサインされた顧問先の資料依頼を扱えます。作成・編集はできますが、削除だけはオーナー・マネジャーに限られます。
8. よくある質問
Q: 「送信済み」なのに、まだ資料が集まっていません。
「送信済み」は顧問先に公開して提出を待っている状態で、資料が集まった状態ではありません。各アイテムがすべて提出されると「回収完了」に変わります。画面によっては送信済みを「資料依頼完了」と表示しますが、これは「依頼を送り終えた」という意味です。
Q: アイテムを編集したのに、次に開くと元に戻っています。
準備中の編集は下書きとして手元にたまり、「保存」するまでサーバーに反映されません。カード下部が「保存済み」になったことを確認するか、保存 ボタンを押してから画面を離れてください。「未保存の変更があります」と出ている間はまだ確定していません。
Q: 間違えて送信してしまいました。取り消せますか?
送信は取り消せません。送信するとその時点で顧問先に公開されます。内容を直したい場合は、依頼を編集して(送信後もアイテムの追加は可能です)、必要に応じて顧問先に連絡してください。なお、レビュー段階までであれば「差し戻す」で準備中に戻せます。
Q: レビューは必ず必要ですか?
いいえ。レビューは事務所内チェックの任意の工程です。準備中から「レビューを依頼せず送信」で直接顧問先に送れます。事務所内でダブルチェックしたいときだけレビューを挟んでください。
Q: アイテムのステータス(提出済みなど)を変更できません。
アイテムの提出状況は、依頼が送信済みになってから意味を持ちます。準備中・レビュー中は顧問先にまだ公開されていないため、変更できません。
Q: 依頼を削除できません。
依頼・アイテムの削除はオーナー・マネジャーのみ可能です。また、添付ファイルが残っている依頼は削除できません(先にファイルを削除する必要があります)。
Q: タスク画面の「資料依頼」バッジは何ですか?
タスクのサブタスクが資料依頼と連動していることを示すバッジです。状態(未作成・準備中・送信済みなど)が表示され、クリックするとこの資料依頼画面の該当依頼に移動します。まだ依頼が無い場合は作成画面が開きます。
Q: 毎月の期限を自動で決めたいです。
定例タスクに紐づくアイテムには「期日ルール」(月末からN営業日後、固定日など)が使えます。設定すると対象月ごとに提出期限が自動で計算され、「算出期日」欄で確認できます。単発や自由入力のアイテムは、日付を直接指定してください。